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日本代表・Jリーグおもしろまとめ

Jリーグ公式サイトのトラッキングデータが色々と興味深い

Jリーグ公式サイトのトラッキングデータが色々と興味深い

今年もJリーグが開幕し、熱戦が繰り広げられています。

開幕からの数節はキャンプでの仕上がりがダイレクトに反映されるため、すでに仕上がっているチームとまだまだのチームが露骨に分かれてしまいます。

チームの仕上がり具合は、フィジカルコンディション、特に運動量で測られることが多いのですが、Jリーグ公式サイトでは、今年から走行距離やスプリント回数を計測したトラッキングデータを掲載しています。

これまでも「運動量が豊富」といったフレーズで称賛される選手は数多くいましたが、あくまで目測レベルの体感値でした。

また、観戦していると、どうしてもボールを中心に見てしまうので、ボールのないところで運動量を発揮している選手を見落としてしまったりします。しかし、このようなデータを参照することで、選手のスタミナや仕上がり具合を可視化できるようになるわけです。

Jリーグ トラッキングデータが掲載されている場所

Jリーグ公式サイトのスタッツページに「トラッキングデータ」というメニューがあります。
例)ベガルタ仙台vsモンテディオ山形の場合
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http://www.jleague.jp/match/j1/2015/030701/live#trackingdata

「トラッキングデータ」をクリックすると、このように走行距離とスプリント回数データを見ることができます(現在、J2の試合にはトラッキングデータは掲載されていない模様)。
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スプリント回数でわかる「厄介な選手」

走行距離とともに興味深いのがスプリント回数。スプリント回数とは、時速24km以上で走った回数のことです。この回数が多いほど、短時間で猛ダッシュを繰り返していることになり、心肺機能が優秀だと言えます。

試合展開にもよりますが、やはり攻めに絡む選手はスプリント回数が多い傾向にあります。

目についた選手をピックアップしてみます。

■ベガルタ仙台
菅井直樹 36回
奥埜博亮 31回
■モンテディオ山形
キム・ボムヨン 35回
■ガンバ大阪
倉田秋 31回
■ジュビロ磐田
前田遼一 25回
■サンフレッチェ広島
柏好文 28回
■ヴァンフォーレ甲府
松橋優 27回
■ヴィッセル神戸
小川慶治朗 27回(45分)
■柏レイソル
クリスティアーノ 31回
■湘南ベルマーレ
高山薫 25回
■清水エスパルス
村田和哉 33回

ベガルタ仙台の菅井と奥埜が目立ちます。また、ヴィッセル神戸の小川慶治朗も45分で27回と、驚異的な記録をたたき出しています。非常に厄介な選手ですね。

「運動量が多い=強いチーム」というわけでもない

チームの合計運動量も計測されているので、チームごとの特徴をつかむこともできます。

もっとも運動量が多かったのは、横浜FMの120.38km。2位がFC東京の115.98。興味深いのは両チームとも勝利していないということです(横浜FMはドロー、FC東京は負け)。運動量が多けりゃいいというわけでもないんですね。「相手に走らされた」ということかもしれません。

一方で運動量が少なかったのは名古屋グランパスで102.16km、次いでサガン鳥栖の107.81km。やはりベテランの多い名古屋グランパスは運動量が少ないですね。とはいえ名古屋は3-3と得点を挙げてのドロー、サガン鳥栖は2-1で勝利していますので、効率的に勝ったと言えるかもしれません。

素人考えだとつい、運動量が多い=良いこと、運動量が少ない=悪いこと、と考えてしまいがちですが、そういうわけでもないことがわかります。

逆に、運動量が多く、スプリント回数も多いのに勝てていないチームは、噛み合っていない、やり方が悪いとも言えるのかもしれません。

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