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次期代表監督の噂が急浮上したビエルサ監督の戦術を過去に岡田武史氏が分析していた

次期代表監督の噂が急浮上したビエルサ監督の戦術を過去に岡田武史氏が分析していた

日本サッカー協会がハビエル・アギーレ氏との契約を解除して以来、さまざまな監督の名前が次期日本代表監督として取り沙汰されています。


ここ数日は、マルセロ・ビエルサ氏がマルセイユ監督を退任したことから、次期日本代表監督就任の噂が一気に浮上しました。

いったいビエルサ監督とはどんな監督なのか。どのようなサッカーをするのか。

元日本代表監督の岡田武史氏が、約4年前に、当時スペインリーグのビルバオ監督であったビエルサのサッカーを分析した記事を発掘したので、それをもとに推測してみます。

その記事がこちら。
http://www.wowow.co.jp/sports/liga/okadanote_110921.html

■ビエルサ戦術は3-4-3で「ほぼマンマーク」の変形マンツーマンDF

記事によるとビエルサ戦術は3-4-3、あるいは3-3-1-3を基本にするようです。

ビエルサのサッカーは、ある意味常識を破っている。3‐4‐3や3‐3‐1‐3みたいな形で、普通は『サイドをやられないように』って言うけど、ビエルサはサイドを破られても簡単にカバーリングに行かない、最後の真ん中をきっちり抑えるという考え方。でも、サイドを簡単に行かせるわけじゃなくて、ボールの出どころにすごくプレッシャーをかけてくる。それも、“マンツーマン”じゃなくて、ほぼ“マンマーク”なんだよ。

マンツーマンなら人にぴったり付くけど、マンマークは人を意識しながらも、カバーリングしなければならない。そういうことを徹底させるサッカーなんだよね。俺はビエルサのサッカーが不思議で、“自分の常識を越えたサッカーなんて許せない”と思って研究したんだ(笑)。

■ピッチを縦に3つのゾーンで区切り横にはずれない

右サイド、左サイド、中央とピッチを縦に3つのゾーンで分け、ゾーンの外にはずれない。つまり、縦の関係でのカバーリングを重要視するようです。

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ビエルサの場合、グラウンドを大体ペナルティエリアの少し内側で、縦に3つのゾーンに分けている。そして、サイドはサイドで解決しなさい、後ろの選手がカバーにいったら前の選手がカバーに入って縦の関係で守る(図1)。つまり、横のゾーンには、ずれないんだよ。DFのリベロはある程度フリーなんだけど、それ以外は隣のゾーンのカバーに入ったりしない(図2)。『ここだけで解決して、そっち側には行くな』と、何かそういうルールがある。
これは、ビデオに撮って研究したから間違いない。

■CFも守備に戻るが狭いゾーンで守備なので意外にバテない

CFが中盤まで下りて守備をする場面が増えそうです。しかし、がむしゃらに守備へと戻るのではなく、決められた範囲内で動くだけなので、意外と体力は持つ模様。

この戦術は、ひとり抜かれたら、次の人がカバーのために出てくる。そうしたら、そのストライカーは次の人のポジションを埋めるために、戻らなければいけない。だから、ものすごく運動量がいる。
ところが、意外と体力は持つんだ。なぜなら、決められたエリアの中で動いているから、それほど広くない。だから練習でも、カバーに入る時の動きの練習をすごくする。

■ビエルサ監督はメチャクチャ頑固

「メチャクチャ頑固」はよくある話ですが、注目は次の一節「自分のサッカーに合う選手を選ぶ」という単語。つまり、スター・システム的な選考ではなく、無名でも自分のサッカーに合う選手を抜擢する可能性が高いということです。

ビエルサはめちゃくちゃ頑固だから、絶対に自分の戦い方を変えないと思う。最初に選手をシャッフルして、自分のサッカーに合う選手を選ぶような方法をとるかもしれないね。

■気が早いけどメンバーを予想

FW
武藤 岡崎 本田
MF
   香川
長友 今野 内田
DF
森重 吉田 塩谷
GK
   西川

アジアカップのメンバーをもとにするとこのような感じでしょうか。香川以外は守備力とフィジカル重視で選んでみました。

本田の位置はもしかしたらトップ下かもしれないし、左FWに乾貴士や宇佐美貴史、CFに豊田陽平や柿谷曜一朗、中盤に細貝萌、柴崎岳、清武弘嗣、DFには植田直通や昌子源の抜擢があるかもしれません。

ぶっちゃけ日本代表で3-4-3ってあまりいい印象がないんですが、奇人(エル・ロコ)の異名を持つビエルサ監督だけに、ザック時代の3-4-3とはかなり違ったアプローチで、メンバーも一新されそうです。

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